お店のはじまり
カフェのお客様はもちろん
家族のようなスタッフにも
支えられてきたお店の歩み。
「デ カルネロ カステ」は、大きな海に寄り添う中くらいの町・三重県津市で営んでいた
小さな輸入玩具店のカフェから始まりました。
その頃から食材を妥協せず
おいしいお菓子づくりに励んでいたお陰か
小さなお店にも関わらず沢山のお客様に愛され、時には行列ができる日もありました。
「並ばずに購入できて、手土産にも丁度いい、みんなに喜ばれるお菓子をつくれないかしら…」
日々いろんなお菓子を焼いては試し、思いついたのが常温で日持ちするカステラ。
地元三重の食材にこだわり
食べやすいよう正方形にカットしたカステラの表面には
ユニークで愛らしいオリジナルの焼印を捺して…。
味わいや食感だけでなく、見た目まで幸せなキモチになれそうなカステラは
じわじわと評判になりました。
繁忙期にはカフェの業務が追いつかないほど
カステラのご注文が増えたことから
思い切ってカステラ専門店へと生まれ変わって、リスタートを切ることに。
ありがたいことに
カフェで働いていたスタッフのほとんどが残ってくれ
今でも一緒に、まるで家族のように、おいしいカステラを焼き続けています。
羊の王女として。
未年とあって、小さな頃から
羊のグッズを集めるのが大好きだった私は、
新しく開いたお店のカステラを(羊のカスティーリャ)と名付けました。
食べると \ふわふわ/ して
幸せが \もこもこ/ 膨らむかのような当店のカステラ。
それはまるで、羊の毛に触れた時の
優しくて、温かいキモチと似ていて
お客様はもちろん、日々カステラを焼くスタッフにも幸せが訪れると信じています。
おいしさに笑みがこぼれる
とっておきの食材をつくる地元三重の生産者さんも、
何でもない日常に花を添える
素敵な作品を生み出される作家さんも巻き込んで。
羊好きの女の子から羊の王女として
店主になってからも初心を忘れず
お店に関わる全ての人の心を、暮らしを豊かにするお店づくりに精進してまいります。